函館競馬場芝コース別テータ傾向 枠順と脚質の有利不利

函館芝1000m
現在は年に一回だけ、2歳新馬戦で組まれているマイナー条件。好走馬の特徴は掴みづらいが、やはり基本は逃げ~先行馬を狙うこと。先行力は必須だ。枠順は内が有利。レースが行われている6月中旬は馬場状態が良好で、水準時計は57秒8。血統傾向はサクラバクシンオーの系統、ノーザンダンサー系の短距離タイプが好成績。
函館芝1200m
クラスを問わず前半の3ハロンは速く、典型的な前傾ラップ。クラスが上がるごとに後半の失速率が下がり、走破時計も速くなる。起伏がある上、函館競馬場の芝は重い洋芝なので全体的に時計がかかるのが特徴。開幕して間もない時期はいいが、使いこまれたり、ひと雨降ったりすると、一気に時計がかかる。開催日ごとで水準時計が大きく変わるので注意が必要。時計が遅くなると、速い持ち時計がない穴馬が台頭してくる。そのため、予想は難しい。函館の芝に合った馬を見つけることがポイントになってくる。
脚質傾向は基本的に逃げ~先行馬が有利。近年はそうでもないが、馬場が痛み出すと、一気に逃げ~先行馬が苦しくなる。完全に差し馬有利な馬場になることもある。枠順傾向は、以前は外枠有利が定説だったが、近年はそうでもない。
函館芝1800m
スタートしてから2ハロン目のところがちょうど1~2コーナーのカーブ。通常、最もペースが上がりやすいところが曲線部分であるため、コーナリングのうまさが問われる。向正面でひと息入るが、残り600mが3コーナー手前であるため、極端にペースが落ちることはない。結果、スタートからゴールまで各ハロンのラップ差が小さくなる。平均からハイペースが基本。末脚の持続力が問われる。重い洋芝なので、速い持ち時計は必要ない。逆に遅い上がりの決着に強いタフな馬を狙いたい。
脚質的には先行馬が圧倒的に有利。逃げと差しはほぼ互角。追い込みは不利。マクれないと厳しい。枠順成績は内枠が強い。
函館芝2000m
前半の3ハロンの水準時計は重賞クラスも500万クラスもあまり変わらない。函館芝2000mの重賞といえば函館記念。中盤4ハロンのペースが条件戦とは雲泥の差となり、淀みない流れとなる。逃げ馬にとっては楽ではないコースだ。人気薄の逃げ切り勝ちは難しく、何かに差されやすい。力がある馬でないと勝ち切れない。ベストは先行しての抜け出し。普通の差し馬には不利で、最後の直線までに好位まで押し上げていないと厳しい。3~4コーナーで動き始めてのマクリ差しが要求される。芝1800m同様、上がりおよび全体の時計はかかる。函館記念でも2分を切ることはめったにない。洋芝に強いタイプを狙うのがセオリーだ。
函館芝2600m
スタート後の2ハロン目だけはペースが速いが、その後は平均からスローペースで流れる。2回目の4コーナー手前から各馬が仕掛けるので、上がり勝負となっても多頭数が団子状態になってゴールするシーンはあまりない。特に力がある逃げ馬がすんなり先手を奪えた時は、ぶっちぎって勝ってしまい、後続に大きな差をつけることがある。重い洋芝での長距離は体力の消耗が激しく、何よりもスタミナが必要だ。クラスによる水準時計の差があまりないことも特徴。ただ、馬場や展開により、時計の出方は大きく変わる。
脚質的には逃げ~先行馬が有利。追い込みは厳しい。多頭数にはなりにくいので枠順はあまり関係ないが、できるだけ内枠の方がいい。