小倉競馬場 芝コース別データ 枠順の有利不利と適性脚質

小倉芝1000m
近年で組まれているのはメイクデビューと2歳未勝利戦。同クラスの水準ラップ(2F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、22.7-34.6=57.3。夏場の連続開催のみ使用のため、野芝100%での競走となり、速い時計が出る。上がり3ハロンは34秒台でもテンから飛ばす前傾ラップのレース。スピードがある逃げ~先行馬が優勢。まだ勝ち星を挙げていない若駒のレースでは、終いに凄い末脚を使うような馬はなかなかいない。また、1番人気の勝率・連対率が非常に高く、堅く収まりやすい。
フルゲート(16頭)にはなりにくいこともあり、枠順はあまり気にする必要はない。
小倉芝1200m
コース形態に伴い、前半の600mはとにかく速い。どのクラスも33秒台前半が水準時計。古馬重賞の北九州記念になると32秒台になる。3コーナーの入り口ではあまり速度が落ちないため、4コーナーから最後の直線に入る際のコーナリングは案外難しい。これがスパイラルカーブの特性だが、小倉芝1200mでは特に外に振られやすくなっている。
基本的には逃げ~先行馬が有利だが、前後半3ハロンのラップ差が激しいので、前が総崩れになることもある。Cコース時は逃げ馬の成績が多少落ちる。馬場状態もカギとなる。
小倉芝1700m
芝1700mは当競馬場においてマイナー条件で、夏場の3歳以上500万クラスが中心。鞍数もあまり多くない。古馬500万クラスの水準ラップ(2.5F-3F-3F)と勝ち時計(良馬場)は、30.0-35.0-35.8=1.40.8。最初の1コーナーまでの距離が短いため、主導権争いは1~2コーナーまで続くことになり、自然とペースが速くなる。中盤の600mより後半の600mの方が時計がかかっていることからも、終盤まで脚を温存する競馬にはなりにくい。平均から平均より速めのペースで流れ、マイル戦的なレースになる。
ローカルコースだけにすんなり単騎でハナを奪っての一発は警戒しなければいけないが、力がある馬でないと逃げ切るのは難しい。好位から行ける先行馬か、マクれる差し馬が強い。追い込みが最も厳しい。枠順(フルゲートはAコースが14頭、Bコースが12頭)は通常、外が少し不利。スタート後すぐは馬群が広がり気味に1コーナーに突入するので、距離ロスが生じる。
小倉芝1800m
大半のクラスで、3分割した3ハロンの水準ラップがほぼ同じ数字。実際には前半がもっと速かったり、逆に遅かったりとすることはあるが、平均的な流れになりやすいコースだ。重賞は小倉大賞典が組まれている。基本的には夏場の方が時計は速いが、近年は2月でもいい時計が出ている。脚質的には先行馬が有利。Aコース時のみ逃げ馬も先行馬と同じぐらい活躍している。一方で、マクリ差しも決まりやすい。
枠順は馬場状態がフラットの際には確実に内枠が有利。先行馬なら最初にコーナーに飛び込みやすいし、差し馬は内々で末脚を溜められる。ただし、内の馬場が悪化してくると中枠から外枠が有利になる。
小倉芝2000m
1コーナーまでの距離が十分にあるので、普通は極端に速くはならないが、直線部分を走る距離が長いこともあり前半3ハロンは芝1800mよりも速い。先行馬が揃うと雁行気味に行って主導権争いとなるので、よりラップが上がる。前半3ハロンがある程度流れて、2コーナーを過ぎて向正面に入ったところでペースが落ち着き、3コーナーに差し掛かる手間でまたピッチが上がるのが特徴。道中の緩むべき部分が短くなりすぎたり、スローペースに落ち着きすぎたりするとマクる馬が出てきて隊列が3~4コーナーで激しく動く。基本は平均ペースだが、ハイペースになったりスローペースになったりと、メンバーや馬場次第でかなり変化する。
脚質的には逃げ~先行馬が優勢。差し、追い込み、マクリは芝1800mほど決まらず、能力がないと後方からは差せない。枠順は多頭数になればなるほど外枠が不利。フルゲートの8枠は厳しい。内~中枠が有利。
小倉芝2600m
通常は古馬1000万クラスと500万クラスでのみ組まれている。レースの流れとしては平均ペースからスローペースが大半。洋芝の札幌・函館芝2600mと違い、時計が出るし、速い上がりが要求される。それでもスタミナは必要。上がり3ハロンの水準は35秒台だ。好走馬の数は逃げ~先行が多いが、差し馬も来るし、マクリ差しも決まる。芝2000m以下の成績はほとんど関係なく、近走大敗続きの馬が平気で巻き返して穴をあける。特に単勝は穴の宝庫。枠順は外枠が不利。