ジャパンカップの予想に役立つ過去データと傾向2018年版~16年は京都大賞典組がワンツー! ~
攻略ポイント
(1)人気と配当
①人気は(3-3-2-2)。複勝率80%なら優秀と言っていいだろう。単勝オッズが3倍未満なら(1-2-2-0)とすべて馬券圏内を確保している点は特に覚えておきたい。
②人気(1-1-2-6)、③人気(1-1-0-8)はパッとしないが、①~⑥人気が合計で(4-3-3-20)とマズマズ。連対馬20頭中16頭までが①~⑤人気ということから馬連平均配当は3536円とそれほど高くない。
ちなみに馬連が導入された91年までさかのぼっても馬連万馬券は26回中3回しか出ておらず、比較的堅い部類のGⅠといえるだろう。
一方、3着馬は10頭中6頭が⑥人気以下の伏兵で、3連単20万オーバーの払い戻しも2回。穴狙いなら3連単の3着荒れをターゲットにするのが得策と言える。
(2)ステップ
天皇賞・秋組が(6-6-7-44)で断然。16年は別路線組が1~3着を占めたが、そもそも天皇賞・秋組が2頭しか出走せず、天皇賞・秋組3着以内に入れなかったこと自体が06年以来10年ぶりだった。
まずは天皇賞・秋組から馬券を組み立てていくことが正解だろう。近年不振だった京都大賞典組は16年にワンツーを決め、(1-1-0-11)と復調の兆し。ジャパンC、有馬記念は近年賞金が増額され、天皇賞・秋とは1着賞金で2倍の差があるということから、
今後は天皇賞・秋をパスして京都大賞典からの直行組が増加してくる可能性が高い。事実、16年は京都大賞典が4頭出走と数の上では天皇賞・秋組を上回っていた。凱旋門賞組は日本馬に限れば(0-2-1-3)で複勝50%と高打率。
(3)天皇賞・秋組
驚異的な成績を残す牝馬。前走先行した馬は原点⇒前走1着馬は③③②②⑨③③着。連勝を決めた馬はいないが、12年エイシンフラッシュ以外は馬券圏内に来ており、回目から外すことはできない。それ以上に凄みを感じさせるのは牝馬の好成績で、9頭が出走して(4-1-1-3)。ステップに関係なく牝馬が強いレースではあるが、それでも複勝利67%は驚異的な数字である。
また、前走4角位置が結構重要で、4角4番手以内にいた馬は(1-0-2-12)と苦戦しており、前走で先行していた馬は積極的には狙えない。
(4)騎手
外国人と関西所属が大優勢。関東所属の騎手は大苦戦⇒騎手の所属別成績を見ると外国人騎手が(4-5-3-64)と強い。ここから外国馬を除外すると(4-5-3-22)となり、複勝率は35%と優秀な数字がはじき出される。また関西所属騎手も(6-4-6-36)で複勝率31%を記録している。
一方、関東所属騎手は(0-1-1-43)と大不振。関東所属でジャパンカップを制した騎手は歴代でも岡部、蛯名両騎手の2名しかおらず軽く扱って問題ないだろう。
(5)波乱の主役
穴の使者となるのは高齢馬。叩き3戦目なら期待値Up⇒6歳以上の成績は(0-1-2-44)と地味だが、07年①人気2着ポップロック、11年⑭人気3着ジャガーメイル、13年⑪人気3着トーセンジョーダンと人気を考えると妙味がある。
3頭はいずれも休養明けから叩き3戦目で、前走は天皇賞・秋で着外だった。若いうちは鉄砲が利いても、高齢になると叩き良化型になるのはよくあることdえ、同様のステップは出走してきたら注意が必要だ。なお、3頭とも芝3200MのGⅠで連対実績があったことから、長距離GⅠ実績があればさらに期待値が高まる。
割引要素
割引要素①3番枠
③番枠は(0-0-0-10)と全滅。内目の①~⑦番枠のうち、③番枠以外からは満遍なく勝ち馬が出ていることを考えると完全に取り残されている。そもそも勝負になりそうにないまったくの人気薄もいるが、近年は13年アンコイルドが⑤人気8着、14年ジェンティルドンナが①人気4着、16年ゴールドアクターが③人気4着と上位人気馬が撃沈している。
割引要素②有馬記念勝ち馬
有馬記念勝ち馬は(0-1-0-5)と振るわない。面目を保ったのは12ねんのオルフェーブルだけで、08年マツリダゴッホ⑤人気4着、⑪年ヴィクトワールピサ①人気13着、16年ゴールドアクター③人気4着。そしてゴールドシップに至っては13年②人気15着、15年②人気10着と2度にわたり背信の大敗を喫している。人気になる割に信頼感は今一つ。
各種データ
人気データ
1人気 (3-3-2-2)
2人気 (1-2-2-5)
3人気 (1-1-0-8)
4人気 (3-0-0-7)
5人気 (1-1-0-8)
6人気 (0-1-3-6)
7~9人気(1-2-1-26)
10人気以上(0-0-2-81)
性別
牝 (5-2-2-15)
牡・セン(5-8-8-128)
所属
美浦(1-1-2-33) 2.7% 5.4% 10.8%
栗東(9-9-8-66) 9.8% 19.6% 28.3%
地方(0-0-0-2) 0.0% 0.0% 0.0%
海外(0-0-0-42) 0.0% 0.0% 0.0%
年齢
3歳(2-3-2-21) 7.1% 17.9% 25.0%
4歳(5-3-2-41) 9.8% 15.7% 19.6%
5歳(3-4-4-36) 6.4% 14.9% 23.4%
6歳(0-0-0-24) 0.0% 0.0% 0.0%
7歳(0-0-2-21) 0.0% 0.0% 8.7%
枠順
1枠(3-2-3-12)
2枠(1-0-2-17)
3枠(2-1-2-15)
4枠(1-0-0-19)
5枠(0-3-0-17)
6枠(0-1-0-18)
7枠(1-0-2-22)
8枠(2-3-1-23)
馬番
1番 (2-1-2-5)
2番 (1-1-1-7)
3番 (0-0-0-10)
4番 (1-0-2-7)
5番 (1-0-1-8)
6番 (1-1-1-7)
7番 (1-0-0-9)
8番 (0-0-0-10)
9番 (0-2-0-8)
10番(0-1-0-9)
11番(0-0-0-10)
12番(0-1-0-8)
13番(0-0-1-9)
14番(0-0-0-10)
15番(2-0-1-7)
16番(1-2-0-7)
17番(0-1-1-7)
18番(0-0-0-5)
脚質
逃げ(1-0-1-8)
先行(3-1-3-28)
中団(6-6-4-63)
差し(0-2-2-43)
追い込み(0-1-0-1)
前走
天皇賞秋(5-5-7-48)
京都大賞典(2-1-0-12)
菊花賞(1-0-0-7)
秋華賞(1-0-1-2)
アルゼンチン共和国杯(1-0-1-11)
エリザベス女王杯(0-1-0-2)
オールカマー(0-0-0-2)
神戸新聞杯(0-1-0-1)
海外(0-2-1-47)
OP特別(0-0-0-3)
条件戦(0-0-0-4)
前走間隔
連闘(0-0-0-0)
2週(0-1-0-5)
3週(1-0-1-23)
4週(5-5-7-53)
5~9週(4-4-2-52)
10~25週(0-0-0-7)
半年以上(0-0-0-3)

出馬表
2018年11月25日(日) 5回東京8日目 14頭 [15:40発走]
【11R】 第38回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2400m (C)
番 | 蝶 | 犬 | 鴉 | 馬名S | 替 騎手 | 斤量 | 枠 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | × | ○ | ◎ | アーモンドアイ | ルメール | 53 | 1 |
2 | ハッピーグリン | *服部茂史 | 55 | 2 | |||
3 | ▲ | × | ▲ | サトノダイヤモンド | *モレイラ | 57 | 3 |
4 | サトノクラウン | *ビュイッ | 57 | 3 | |||
5 | ○ | ▲ | ミッキースワロー | 横山典弘 | 57 | 4 | |
6 | サンダリングブルー | *ベリー | 57 | 4 | |||
7 | △ | サウンズオブアース | 田辺裕信 | 57 | 5 | ||
8 | △ | ○ | キセキ | 川田将雅 | 57 | 5 | |
9 | ◎ | シュヴァルグラン | *C.デム | 57 | 6 | ||
10 | ガンコ | *蛯名正義 | 57 | 6 | |||
11 | ◎ | × | スワーヴリチャード | M.デム | 57 | 7 | |
12 | △ | カプリ | ムーア | 57 | 7 | ||
13 | ノーブルマーズ | 高倉稜 | 57 | 8 | |||
14 | ウインテンダネス | *内田博幸 | 57 | 8 |
本紙の見解
◎アーモンドアイ
〇シュヴァルグラン
▲キセキ
好調教馬
◎
◎
◎
- 参考レース①アーモンドアイ1着(秋華賞)
- 参考レース②サトノダイヤモンド1着,シュヴァルグラン4着,ウインテンダネス6着(京都大賞典)
- 参考レース③キセキ3着,ミッキーロケット5着,スワーヴリチャード10着(天皇賞・秋)
- 参考レース④シュヴァルグラン1着(ジャパンカップ2017)