金鯱賞の予想に役立つ過去データと傾向2018年版~大阪杯の前哨戦ながら重賞未連対馬にも要注意!?~
攻略ポイント
(1)人気と配当
17年から大阪杯のステップレースとして3月に移行。16年以前は同時期に5年間行われていた中日新聞杯を参照する。
①人気は(2-1-1-2)とそこそこ信頼できるが、それ以外の上位人気は②人気(0-1-0-5)、③人気(0-1-1-4)と不振。
馬連平均配当は3790円。毎年⑤人気以下が必ず連対しており、中穴傾向が強い。
(2)ステップ
アメリカJCC組が(2-0-0-8)、小倉大賞典組が(1-2-1-18)、日経新春杯組が(1-0-2-2-)と主力を形成するが、GⅠ大阪杯の前哨戦として別定戦となった17年は
有馬記念組のヤマカツエースが優勝。中日新聞杯も含め有馬記念組は(1-0-1-2)だが、今後はGⅠの前哨戦らしく主要ステップになる可能性は高い。
(3)重賞実績
重賞連対実績馬が有利⇒ハンデ戦の中日新聞杯の頃から実績が重視された。3着以内18頭中12頭に重賞連対実績があった。
ただ、重賞実績馬を予想の中心に据えるべきだが、例年3着以内に1頭は重賞未連対馬が入っており、3連単や3連複を購入の際には最低1頭は重賞未連対馬を入れておきたい。
(4)前走距離
距離を短縮してきた馬に注目⇒前走距離は芝2000M組が(0-3-1-25)、芝1800M組が(2-2-1-25)と好走例が多いが、前走で当該距離より長い距離を使ってきた馬の方が
信頼度は高めである。特に(1-0-2-2)の前走芝2500M組や、(1-0-2-3)の前走芝2400Mは狙い目となっている。
割引要素
割引要素①追い込み馬
開催初日の施行時期ということもあってか、道中10番手より後ろでは届かない。追い込み馬には受難のレースで、当日①~③人気に推された馬が
後方待機策をとって、人気を裏切るケースも目に付く。
割引要素②6歳以上
中日新聞杯時代は6・7歳馬の活躍が目立ったが、別定GⅡとなった昨年は4・5歳馬が1・2着で、6歳以上は3着が最高。
大阪杯の前哨戦になったことに伴い、今後は高齢馬の苦戦が予想される。
各種データ
人気データ
1人気(5-1-0-4)
2人気(1-1-2-6)
3人気(1-0-1-6)
4人気(1-1-3-5)
5人気(1-0-2-7)
6~10人気(1-6-2-41)
性別
牡・セン馬(10-10-9-107) 7.4% 14.7% 21.3%
牝 (0-0-2-11) 0.0% 0.0% 15.4%
年齢
4歳(4-3-2-17) 15.4% 26.9% 34.6%
5歳(3-1-6-32) 7.1% 9.5% 23.8%
6歳(2-3-3-31) 5.1% 12.8% 20.5%
7歳(1-1-0-19) 4.8% 9.5% 9.5%
8歳(0-0-0-10) 0.0% 0.0% 0.0%
枠順
1枠(0-1-0-14)
2枠(1-0-2-12)
3枠(1-2-3-11)
4枠(1-0-3-14)
5枠(1-1-3-15)
6枠(1-2-0-17)
7枠(3-1-0-17)
8枠(2-3-0-16)
所属
美浦(1-2-0-16) 5.3% 15.8% 15.8%
栗東(9-8-9-91) 7.7% 14.5% 22.2%
脚質
逃げ(0-1-0-5)
先行(1-3-1-16)
差し(5-2-5-22)
追い込み(0-0-1-22)
斤量別
牡・セン馬
54kg(0-1-0-0)
55kg(0-1-0-3)
56kg(4-2-5-50)
57kg(2-2-1-6)
牝馬
54kg(0-0-1-5)
55kg(0-0-0-1)
出馬表
2018年 3月11日(日) 2回中京2日目 9頭 [15:25発走]
【11R】 第54回金鯱賞
4歳以上・オープン・G2(別定)(国際)(指定) 芝2000m (A)
枠 | 番 | 宅 | 松 | 元 | 馬名S | 替 騎手 | 斤量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ◎ | × | ヤマカツエース | 池添謙一 | 57 | |
2 | 2 | × | ○ | ○ | メートルダール | *福永祐一 | 56 |
3 | 3 | △ | ブレスジャーニー | 三浦皇成 | 56 | ||
4 | 4 | サトノノブレス | *幸英明 | 56 | |||
5 | 5 | ○ | ▲ | △ | サトノダイヤモンド | ルメール | 57 |
6 | 6 | △ | ダッシングブレイズ | *北村宏司 | 56 | ||
7 | 7 | ▲ | △ | ◎ | デニムアンドルビー | *バルジュ | 54 |
8 | 8 | アクションスター | 太宰啓介 | 56 | |||
8 | 9 | △ | ◎ | × | スワーヴリチャード | M.デム | 57 |
本紙の見解
各世代のスター候補の馬が集まりました。世間ではサトノダイヤモンドとスワーヴリチャードと取り上げられがちですが、昨年の当レースの覇者ヤマカツエース、これから伸びてくるであろうメートルダール、ブレスジャーニーなども見逃せません。
個人的には引退レースとなるデニムアンドルビーにも期待。8歳になってもその衰えない姿に多くのファンが魅了されてきたのではないでしょうか。
好調教馬
◎3ブレスジャーニー
◎1ヤマカツエース
◎2メートルダール
- 参考レース①金鯱賞2017(GⅡ 中京)(ヤマカツエース=1着、サトノノブレス=11着)
- 参考レース②阪神大賞典2017(GⅡ 阪神)(サトノダイヤモンド=1着)
- 参考レース③有馬記念2017(GⅠ 中山)(スワーヴリチャード=1着)
- 参考レース④中日新聞杯2017(GⅢ 中京)(メートルダール=1着)