■攻略ポイント

(1)波乱
1番人気は(1-0-2-7)で勝利したのはあのディープインパクトのみ。1番人気は信頼できない。2番人気は(3-2-1-4)でまずますの成績を収めており。勝率、連対率、複勝率すべてにおいて1番人気を上回っている。3番人気は(1-3-0-6)の成績で11年以降は毎年連対しており、安定感が出てきた。 とはいえども、1番人気が飛んでいることが大きく影響しており、馬連平均は22892円と高い。また、人気薄の台頭も目立ち、7番人気以下の連対が7回もある。そのうち6頭は2ケタ人気の馬だった。 3連単平均は57万2284円。今年も果たして荒れるのだろうか?　穴党の出番かもしれない!!

(2)ステップ
長距離レースということもあり、王道ステップは阪神大賞典、日経賞、大阪杯に絞られる。過去10年の連対馬20頭中15頭がこのいずれかの路線を経由している。 最も出走頭数が多いのは阪神大賞典組で(3-0-3-45)。出走頭数を考えると成績はいまひとつ。それに対して日経賞は(2-5-2-36)と連対率16％の成績。阪神大賞典の連対率が5.9パーセントなので違いは一目瞭然だ。 さらに、日経賞1～4番人気という条件を加えると(1-4-1-4)となり、連対率50％と信頼度が上がる。大阪杯も(2-3-2-17)とそこそこも成績だが、3番人気以内という条件を加えると、(1-3-1-2)と比較的信用できるデータになる。

(3)逃げ・先行
隊列がきまってからはスローで流れることが度々あるため、長距離戦でスタミナ切れをおこしそうな逃げ、先行馬が上位に粘りこむケースが多々見られる。逃げは(2-0-0-10)の成績で逃げ切りの一発に警戒を。ビートブラックの印象が強く残っている人が多いのではないだろうか。 先行馬は(3-8-5-21)と複勝率43％を誇り、1～3着まですべてが先行で決まったケースもある。また、4コーナーの通過順に注目すると、先頭通過した馬は(3-2-1-4)で連対率50％となる。人気薄でも先行力のある馬には注意したい。

(4)フェノーメノ
今年はフェノーメノの取捨が一つのポイントになっているといっても過言はないだろう。日経賞で5着の惨敗。調教過程も昨年ほどの勢いが感じられない。そこで天皇賞春のローテーションのデータから考えてみよう。 冬場を休養にまわし一叩きしてくる馬の成績は(5-5-5-51)で連対率16％。このデータだとあまり信用できないが、1～4番人気に絞り込むと(3-5-2-13)で勝率13％、連対率35％までにあがる。叩き3戦目(1-1-1-13),4・5戦目は(0-0-0-16)なので休養明けから一度叩いてきた馬が王道路線といる。 フェノーメノも一叩きして王道ローテ。まったくの消しは禁物。

■割引が必要

ダイヤモンドS組
ダイヤモンドステークスS組は過去6頭が出走して1頭も馬券に絡んでいない。フォッゲッタブルやアドマイヤラクティなどの人気馬も含まれており、ダイヤモンドS組は軽視してよい。

人気データ

1番人気 (1-0-1-8)

2番人気 (3-2-1-4)

3番人気 (1-3-0-6)

4番人気 (0-3-2-5)

5番人気 (0-0-3-7)

6番人気 (0-0-1-9)

7番人気以下(5-2-2-104)

 

馬齢データ

4歳　(5-3-3-39)

5歳　(3-3-5-35)

6歳　(2-2-1-27)

7歳以上(0-2-1-42)

 

所属データ

関東(4-2-0-34)

関西(6-8-9-106)

地方(0-0-0-1)

外国(0-0-1-2)

 

枠データ

1枠(3-1-1-14)

2枠(0-1-2-16)

3枠(3-0-0-17)

4枠(1-0-1-18)

5枠(1-1-0-18)

6枠(1-1-3-15)

7枠(0-1-2-24)

8枠(1-5-1-21)

 

脚質データ

逃げ(2-0-0-10)

先行(3-8-5-21)

差し(4-2-5-63)

追込(0-0-0-47)

マクリ(1-0-0-2)

 

前走データ

阪神大賞典(3-0-3-45)

産経大阪杯(2-3-2-17)

日経賞　　(2-5-2-36)

京都記念　(1-1-1-3)

ダイヤモンドS(0-0-0-6)

大阪ハンブルクC(1-1-1-22)