サリオスの評価
今回は堀厩舎には珍しい調教パターンで5F66.2でハードなワークを課しています。安田記念の時と調教の内容は一変していますが、馬体のハリや動きは良いです。抜群に良い調教とは言えませんが、状態は前走以上なのでしょう。
前走は-22キロで人気を落としていたものの、3着に好走。ブリンカー外したのも良かったのかもしれません。今回も負荷が大きい調教で前走体重を考慮して合わせにいっている・・・なんて考え方もできそうですが。
G1以外では戦績的に負けていませんが、勝ち星から遠ざかっているので勝ち癖をつけたい今回は叩き台ではなく勝ちに来ているとみることもできます。G2でも6700万円の賞金は魅力的です。
ただし、この戦績で1番人気に推されるのはややトラップな印象を受けますね。
レイパパレの評価
この馬はどのようなレースをするのかにつきますが、先行することは間違いないでしょう。金鯱賞の成績から間隔空いて高速馬場は向いていると思います。能力だけ見ればこのメンバーでは力上位ですが、追切の動きがイマイチ。
コントロールをするのが大変なタイプであるのに、今回の調教はしまい追っつけている内容で明らかに状態は悪いと思います。
今回は54秒台の時計が1度もなく、東京輸送を考えて追切控えている可能性もありますが、調整過程としては物足りない内容です。
ダノンザキッドの評価
鞍上の川田騎手が選択したのは、レイパパレですが、ダノンザキッドはレースで手前を替えない走りをするというウィークポイントがある馬なので、手替わりで戸崎騎手は何かきっかけをつかむチャンスでしょう。
追切は先週は自己ベストを更新しており状態もよく、最終追切はゆったりとした余裕のフォーム。調教では手前を替えており、今回は期待ができそうです。安田記念6着も手前を替えていない内容ですから、今回は一発の期待を秘めます。
ノースブリッジの評価
前走は特殊な馬場で押し切ったノースブリッジ。持ち時計はないので、2秒程度、時計を縮める必要はあります。
しかし、在厩で4カ月仕上げるという昨今の競馬ではありえない調整過程で、1週前、本追切と岩田騎手が美浦まで追切に騎乗しにくる力の入れ様。厩舎もここ目標と宣言している通り、仕上げは万全です。
ジャスティンカフェの評価
前走は馬場の悪い内を選択したことが裏目に。外に出すほどの手ごたえはなかった可能性はあるものの、後退することなくしがみついていました。
追切の内容としては湘南ステークスよりも1本少ない本数で、4カ月ぶりの割には少ない印象。しかし良馬場で見直す手はありそうですが。
ポタジェの評価
仕上がりとしては7~8分程度だが、ポリトラックでの追切を行った時はあまり成績が良くなく、あくまでも叩き台という評価で積極的には買えない印象です。