今週予想をするのは、関屋記念の小倉記念の2レースです。
関屋記念予想
関屋記念で注意すべきポイントとしてあげられるのは、外枠が優勢であるということ。
過去10年では7枠6連対、8枠6連対と圧倒的に有利な傾向がデータから出ています。この傾向は無視できない数値で、内枠だと、1枠1連対、2枠2連対、3枠1連対、4枠2連対と比較するとその差は歴然です。
詳しくはガガガ競馬編集部が過去10年の傾向をまとめてくれているので、そちらを参考にご覧ください。
今回、1番人気に支持されているイルーシヴパンサーは最内枠に入ったことで難しい競馬になりそうです。前走で見せた32.6の脚もあの位置取りでは致命的で掲示板にも載ることができませんでした。今回も最後方近くからの競馬となりそうで外枠へ出すロスを考えると強気には狙えません。
そこで、私が本命に推すのはワールドバローズです。
前走の京王杯スプリングカップでは本命にするも4着と無残な結果に終わりましたが、1400m戦で前半置かれた割にはよく詰めており及第点を与えられる内容でしょう。1600m向きの馬ですし、外枠有利な傾向からここでは足りると判断します。人気的に妙味もあるので期待したいです。
小倉記念予想
つづいて、小倉記念です。こちらは馬場がどのなっているのか分からない部分はありますが、おそらく内、前が有利と考えます。
過去10年で逃げ馬の成績は良くないのですが、今年は期待したい馬が1頭。
◎ピースオブエイトです。
ダービーでは想定以上に流れる早いペース、2,000m以上の経験がない中での2,400mということで最後は息切れ。距離経験が重視される傾向にあるダービーですからデータからも惨敗もやむなしと割り切れそうです。
気になるポイントとしては、アルメリア賞、阪神の外回り1800mで記録している1分46秒3という数字。
過去20年で3歳の6月までに阪神芝1800mを1分46秒4以下で走っている馬の成績は下記の通り。
その後、成績はいま一つの馬もいることは確かですが、ダービーで勝利したディープスカイ、オルフェーヴル、キズナ、シャフリヤールなど大物の名前が目立ちます。単純な時計だけを物差しで言えばこれらの馬に近しいポテンシャルを持っていると考えることもできます。開催時期が他の馬より早いことで先行脚質を持つピースオブエイトには向いている馬場だったと考えられますが、このデータを見ると今後の活躍に期待ができる1頭であることは間違いないでしょう。
その他では、大外枠ですが前走4コーナーでスムーズさを欠いたヒュミドールが大きく人気を落としており積極的に狙いたい1頭です。
また、現役数も減っていることで過去ほどの信頼もおけませんが、ディープインパクト産駒は(2-4-3-19)と小回りコースである小倉の割には好走しており、人気の盲点となりそうなので、カデナ、スーパーフェザーあたりも相手に加えて夢を見ます。
過去10年のデータやガガガ競馬本紙の予想は下記からご覧ください。
それでは、また来週お会いしましょう!