京都記念へ向かうエフフォーリアは9日の午後に前入り。10日は坂路で追切を消化した。関東馬のエフフォーリアは何故、前乗りをしたのか?
エフフォーリアの成績を見ると明らかだが、関西圏への輸送を挟んだ大阪杯、宝塚記念は掲示板外に敗れている。
有馬記念は半年の休み明けの内容ということでノーカウントにすれば、長距離の輸送を伴う競馬では結果が残せないということになる。
これについて調教師はこう語る。「輸送を挟んで1泊楽をさせるとリラックスし過ぎてしまう。放牧へ出た気分になっちゃうんでしょうね。闘争心が完全に薄れてしまうんです。」
エフフォーリアは、競馬当日に直接輸送して走らせることが理想的。関東圏のレースでは美浦トレセンからの当日輸送が可能だが、阪神コースだと美浦からはどうしても前日輸送になってしまう。
そこで今回は、栗東に前乗りして京都記念当日に輸送を行うことに決定したのだ。
休み明けを使われて動きが良く、気配は有馬記念以上。この工夫した輸送がハマればここで完全復活を遂げられるだろう。
ドウデュースが1番人気でエフフォーリアの単勝に妙味がある。ここは狙っていきたい一戦だ。