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競馬界の裏話

地方競馬の八百長について考える

下記の記事は、筆者個人の見解、感想によるもので八百長の存在そのものを断言するものではありません。
地方競馬の現状や体系などから想像できるイメージを書き連ねたものであり、フィクションであることを踏まえて拝読ください。

地方競馬に本当に八百長はあるのか?

地方競馬に八百長はありますか?

この質問を受けることが最近、多くなった。ネットが発達したことでレース映像の視聴機会や、SNSの普及によりレース内容に疑問を持つ声が大きくなっている。私の回答はもちろん

あると思うよ。

なぜ、八百長があると思うというのか。それは実際に八百長があることを取材、馬券を購入する中でイメージできるからだ。しかし、あえてここでは"思う"と言っておこう。

何故、八百長が行われるのか

これは至ってシンプルな理由だ。賞金、手当が低いから。
賞金が高いと言われている南関東でも下のクラスの1着賞金は100万円程度。もちろん重賞になれば1億近い賞金のレースもあるが、中央交流競走にもなれば地方馬が勝つというのは至難の業。100万円の競走で1着になれば、5%の5万円がもらえるが税金を払えば3万前後になる。ある程度、成績が残せる騎手であれば、年収2,000万以上もゴロゴロいる世界ではあるが、中央競馬のイメージで地方を捉えると天と地ほど違う。ましてや、賞金が低い金沢や笠松競馬になれば生活苦に陥るケースすらある。これは騎手に限った話ではなく、調教師も同じだ。

もっと言えば、馬主も関与しているケースも多いだろう。地方競馬の馬主資格の年収ハードルは低く、額面で700万円ほどあれば取得可能。高級なサラリーマンであれば資格の取得は可能なレベルで馬主=お金持ちという一般常識は地方競馬では通用しない。

八百長で着順をコントロールして事前に想定している馬券を購入して払い戻しを得た方が、実入りが良い現実がそこにはあるのだ。
一回で多いと数百万円単位の払い戻しを受けるわけで、5~8人の関係者で行っても1回で数十万円の報酬を得ることができる。
馬券の購入方法にもよるが、ネット投票でなく馬券で購入することができれば、税務署の目につくことなく非課税で報酬を得ることもできるため、競馬の賞金で得る収入よりもはるかに割が良いことになる。

八百長がしやすいレース体系

地方競馬は中央競馬と異なり、各馬の格は獲得賞金で決定する。中央競馬であれば、1勝馬は1勝クラス、2勝馬は2勝クラスと勝ち星の数に応じてクラス分けがされているが、地方競馬は獲得賞金と馬齢によって格付け、クラス分けがされる。

地方は、中央よりもクラス分けが細かく、A1~C3クラスまで8つの格付けと、2歳・3歳未格付け馬という分類あり、さらにクラスの中でもさらに、一組、二組、三組と獲得賞金に応じて細分化されているのだ。

同じクラスに所属していても組によっては力量差が生じやすく、ほんのわずかな賞金差で出走する馬のレベルが異なることが多い。例えば、意図的に負け続けることができれば、、、組はどんどん下へ落ちていきメンバーレベルが低くなるイメージだ。
勘の良い方はお気づきだろうが、本来の能力よりも低く偽ることができれば、突然の激走をさせる舞台を整えることは容易なのだ。

具体的な八百長の種類

先程、少し触れたクラスを意図的に落として、激走させる八百長を関係者の間では発射という。
ここでは具体的な八百長の種類について話していこう。

ヤラズ

典型的な八百長の手法であるヤラズ。勝てる能力、好走できるパターンにありながら本来の力を出し切らずに着外に沈める方法だ。

スタートでわざと後手を踏む(スタートで体重を意図的に後ろにかけてバランスを崩す等)、外々を周るコース取りを選択して距離ロスを生みスタミナの消費を促す、直線で追わないor追ったフリをして馬へのゴーサインを出さないなど、意図的にパフォーマンスを下げる騎乗を行う。

目的としては3つあるが、3番目は厳密には八百長と言えない面がある。

  • 人気馬を飛ばすことで馬券妙味のある馬を上位へ入線させる
  • 複数回連続で着外へ飛ばすことで次走の人気を落とす
  • 上位のクラスへの格上げを阻止するために賞金を取りにいかない

1はシンプルにそのレースにおいて、人気上位の馬を馬券から外して購入することで高配当を得るもの。
2は次に説明する発射へ繋げるための準備
3は大きな賞金を得てしまうと上位のクラスへ格付けが上がってしまう場合にわざと負けて現級を維持 or 次走のレースレベルを意図的に下げたい際に用いられる。

※上のクラスに行くと好走が難しくなる馬について、現級を維持して賞金を稼ぎたい時に用いられる。これは中央競馬でも同じ理屈で、2勝クラスへ進むと厳しい馬が、勝ち切らないで1勝クラスで入着を繰り返すことで賞金を稼ぎたいという意向がある場合に行われる。

※地方競馬の新馬戦では負けた場合、2,3着のわずかな賞金差で次走の未勝利戦の組み合わせが変わることが多く、どうせ負けるのであれば、大きく負けて、賞金を加算することなく、メンバーレベルが緩和された次走で確実に勝ち切る方が良いという判断をすることがある。

発射

連続で負けさせることで、格付けの低下(メンバーレベルの低下)と人気を落とし続け、勝負(八百長実施)の時に大駆けさせること発射という。
発射は本来は勝ち切れる能力がある馬を、8着、10着、12着など大敗させ続けた後に行われることが多い。突然、手応え抜群で余裕でぶっちぎるみたいなレースが行われ、該当馬の馬券を関係者がベタ買いする。

特定の記録への配慮

なんらかの記録がかかっている場合などに意図的に勝たせる配慮的なレースが行われることがある。
一番、多いパターンは未勝利で勝ち切れない新人騎手が、勝てそうなレースで起きる。通常であれば負けてしまいそうなレースにおいて、不自然なコース取りや追ったフリで初勝利を演出してあげる心優しい八百長なのだ。
馬券で儲けることが目的ではないことが、微妙に他の八百長と異なる。

注意していただきたいのは、いずれも具体的な事例は控えるが、筆者が実際にレースを見て抱いた感想であり、実際に馬券も的中させている。(仮に八百長だったとしても、筆者は関与していない、一競馬ファンとしての予想、馬券購入の範疇だ。)

八百長はどのように行われるのか

八百長が行われるステップは下記の通り。

  • 八百長レースの選定
    騎手、調教師、厩務員、馬主などが事前に八百長を行うレースを選定。出走メンバーや開催日程を考慮して選定する
  • 馬券購入の指示、購入
    基本的には厩務員の関係者や馬主関係者が行う。指示は騎手が調整ルームに持ち込む携帯電話で行われたり、パドックでの周回中にサインを出すこともある。
  • レースの構成
    単独の騎手のみでヤラズを行うケースもあるが、複数人の騎手でレースづくりが行われるケースが多い。
  • 払い戻し
    配当に応じて出資比率や、八百長への貢献度において分配される。

基本的に八百長は単独ではなく、複数人のグループで行われることが多い
レースをコントロールすることは素人が思う以上に難しく、馬を制御する高い能力が求められるため、リーディング上位の騎手が加担することが多いのも特徴と言える。

具体的な手法やイメージは避けるが調整ルームへの携帯持ち込みは容易にできる。
※筆者は地方のみならず、中央騎手とも開催中に連絡が取れている様子を目の前でみたことがある気がすると言っておこう。

気になる人もいるだろうから、一応触れるが反社会的な勢力が地方競馬に関与しているケースも当然ありえるだろうし、地方競馬は馬主資格の名義貸しが行われていることが"想定される"とあえて言いたい。

なぜ、八百長はバレない、立証できないのか

こちらも応えはシンプル。馬は生き物だからだ。
公正競馬を確保する役割を持つ裁決委員が各レースを監視しているが、基本的には馬に乗ったことがない素人。
実際に疑惑が生じた際は、騎手をレース後に裁決室へ呼ぶこともあるのだが、その日の馬のコンディションや馬場によって無理をさせない競馬をさせた等の理由を述べれば引き下がってしまうケースが多い。

その馬の状態や特徴を理解しているのはあくまでも騎手や調教師なのだから、それ以上、追及の余地はない。

バレるとすれば、調整ルームでスマホが見つかった際などに内容を確認された場合や、ネット投票において関係者とおぼしき名義での購入が確認された場合、実際に購入している現場を押さえられた場合などがある。

八百長を見抜く方法

八百長らしいレースを見抜く方法はある。筆者も八百長ではないかと想定されたレースで人気馬が飛ぶ予想をして的中させた経験が山ほどある。
この場では、単純に予想が上手いというだけの話しと捉えてもらって問題ない。

南関東においての話をすれば、特殊な予想が求められる頻度としては、浦和>川崎>船橋>大井の順番で多い印象。
さすがに"フィクション"なので、創作の域をでないため特定の人物の名前をあげることはできないが、南関に詳しいファンであれば、厩舎、馬主、騎手のラインだけでも予想することは可能だろう。

ちなみに八百長を見抜いたとて、高額な配当を得るのは難しいケースが多い。
締め切り直前に大口投票なんてザラにあるし、なんでこの人気なのにこの配当なの?って結果が多い。

あとは少しひねったオッズ作成なんてものもある。
意図的に馬券販売直後に関係ない馬の単勝を購入することで人気があるように見せかける技もある。
競馬ファンは人気していれば、あぁ、この馬は中穴人気があるのかと勝手に解釈してくれて大衆の意見に寄るなんてことはあるあるだ。

しいて、予想の感度をあげるために注意すべきポイントを挙げるならば、下記の通り。

  • 敗因をしっかりと分析する(レース映像をちゃんと見よう)
  • オッズの動きに着目する(販売開始、締め切り直前の動きは注意)
  • パドックを見る視点を変えよう(騎手の仕草、細かい馬装、先出など)
  • 厩舎、騎手、馬主のラインを分析する(何かしらの傾向はある)

特に地方競馬のパドックについては予想をする際に重要なファクターと言える。
あなたは、騎手の手綱の持ち方、手袋の色、ステッキの持ち方などまでパドックを意識してみたことがありますか?
メンコが二枚面(二枚重なっている)になっていることに気づいたりしていますか?

あげればキリがないほど見るべき視点はあり、それぞれで"勝負気配"が読み取れる。

まとめ

いかがだっただろうか?ネットで良く噂される競馬の八百長だが、まずは、ここまで筆者の創作にお付き合いいただきありがとう。
八百長はあるかもしれないし、ないかもしれない。八百長(関係者の勝負気配)までを読み取るまでが予想というものであると考えるべきだと筆者は考えている。

人気馬が飛んだから、八百長だ!と何でもかんでも、声高らかにSNSや掲示板に書き込む方がよくいらっしゃいますが、恥ずかしいからやめましょう。

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