2021年4月3日 阪神競馬場で行われた大阪杯は、ダントツの1番人気1.5倍に支持されたでエフフォーリアが9着へ惨敗した。
昨年の年度代表馬はスタートから行き脚がつかず、、、道中の手応えもないままゴールを迎えるという見どころが全くない競馬だった。
なぜ、こんなことが起きたのか、、、いろんな情報が飛び交うが我々は一つの可能性にたどり着いた。
それは、近年の競馬のローテーションの考え方をを大きく変えた外厩仕上げの甘さではないだろうか?
外厩とは?
一般的に競走馬はトレーニングセンターと呼ばれる、美浦、栗東にあるJRA所有の調教場で調教師管轄のもと鍛え上げられ、管理されながらレースへ挑む。
もちろん、リフレッシュや育成を促すため、休養のために放牧へ出されることはあるが、基本的に競走馬はトレーニングセンターにいる。
外厩とは、JRA所有ではなく牧場や馬主が所有している施設の調教場を意味する。
ここへ馬を輸送することで、トレーニングセンターにいなくて競走馬を育成、調教ができるということだ。
ノーザンファームや社台系の馬たちが、しがらきやノーザンファーム天栄で調教をされていることは今は周知の事実だろう。
同一馬主の馬がトレーニングセンターに入厩するのは頭数の制限があったりするので、調教を積みたくてもトレセンに馬を置いておけない、、、なんていう事情もあったりする。
調教師が馬を仕上げる時代は終わったともいえる
かつての競走馬の仕上げは調教師が担っていた。
トレーニングセンターからでていて放牧をされているようなケースだと乗り込み量が足らないままトレーニングセンターへ帰厩していることが大半で、そこからゼロベースで馬をつくっていった。
そのため間隔の空いている馬は、一叩きされた方が良いということが盛んに言われ続けられてきたし、事実その傾向にはあった。
しかし、
近年の競馬においては、外厩でしっかりと乗り込まれ、ある程度仕上げられた上でトレーニングセンターに入厩してレースを迎えている。
調教師は放牧先の外厩の担当者とコミュニケーションを取りながらが担うのは最終的な微調整のみを行うことに徹しており、実質的な馬の育成や方針は外厩側が持っていると言っても良い。
例えば、今週の桜花賞を例にして言えば、ステップレースであるチューリップ賞を使って桜花賞に臨むのがかつての王道ローテだが、
近年は外厩でしっかりと乗り込まれていることから、一叩きせずにレースへ直行するケースが目立っている。
アーモンドアイやグランアレグリアなどがわかりやすい例だろうか。
今年の皐月賞で言えば、ドウデュースが朝日杯から皐月賞に直行するローテを選べるのも、外厩での調整技術の躍進がなしえる技である。
エフフォーリアはどこで調整に狂いが生じたのか
今回、大阪杯へ出走したエフフォーリアはノーザンファーム天栄で乗り込まれ調整が行われ、3月4日に鹿戸厩舎へ帰厩。
レースまでの1カ月間をトレセンで過ごして最終的な調整が行われた。
天栄から入厩、1週前追切
有馬記念以来の出走にはなるものの、3月4日時点で馬体重は530キロと重くなり過ぎずにしっかりと乗り込まれていたことがわかる。
足元に不安がある馬だけに順調に調整は進められてきたが、外面の数値は問題なさそうだった。
しかし、レースの1週前追切では状況がやや異なるようだった。
3頭での併せ馬形式で真ん中から抜けていく調教を行ったが、スタートから全く行き脚がつかず当初の予定から10馬身くらい遅れる。
終始、追い通しの手ごたえで、最後は何とか捉えることができるという内容。
推進力に欠け、覇気のない年度代表馬の様子は各種メディアで不安視される声が上がっていく。
最終追切・輸送
30日水曜日にエフフォーリアの最終追切は行われた。
前を追いかける形ではなく、後ろから突かれる形で刺激を与える調教だった。
この時点で流石に仕上がりが悪いことが明らかだった。これで変われば・・・という思いを感じる。
内容としては1週前の追切と時計は同じだが、手応えは馬なり。
この追切を見て落ち込んでいたメディアの評価はやや上がった。
1週前の追切がきっかけに良化したように見えたのだ。
その後、関東馬ということもあり、長距離の輸送が控えるエフフォーリア。
初の関西遠征ということもあり慎重に輸送が行われ、金曜日へ阪神競馬場へ向かったのだが・・・・
外厩への信頼か。調教師の慢心
金曜に輸送されたエフフォーリアがレースを向かえる日曜までに何が行われたのか。
金曜日に阪神競馬場についたエフフォーリアは、土曜日に装鞍所などへのスクリーニングが行われた。
※スクリーニングとは、下見のこと。
そして、日曜のレースへ向かう。
お分かりいただけただろうか?
エフフォーリアは30日の最終追切のあと、阪神への輸送後も馬場に出ることがなく全く乗り込まれないままレースへ向かっているのだ。
正直なところG1ともいうレースにおいてレース前の3日間に全く乗り込まれないローテーションを聞いたことがない。
初の遠征も加味して最終的に緩める気持ちもわからなくはないが・・・
競馬エイトのヒロシ氏は、鹿戸調教師へ疑問を呈しているが、
調教師は、「年度代表馬ともある馬が、こんなところで簡単に負ける訳がない。6~7割のデキで勝負になる」と話していた。
結論、やはり、仕上がってはいなかったのだ。
6~7割のデキでも勝てるという慢心が凡走という結果を招いた。
これは外厩である程度仕上げられているという思い込みが影響したことは間違いないだろう。
馬券を買う側である競馬ファンも外厩仕上げによる間隔の空いているローテーションに対して過信をし過ぎているということが、1.5倍というオッズに反映されていたのは言うまでもない。
桜花賞はどうだろうか
そういえば、その前の高松宮記念も同じキャロットファーム所属のレシステンシアが人気を裏切っていた。
これも間隔が開いていたが、外厩でしっかり乗り込まれていたのだが・・・
さて、桜花賞はどうだろう。
1番人気に支持されるであろうナミュールはまたしてもキャロットファーム所属。鞍上も同じく横山武騎手。
同馬はチューリップ賞の後にノーザンファームしがらきで調整され、25日にトレセン高野厩舎へ帰厩している。
エフフォーリアやレシステンシアのように大きく間隔はあいていないが、外厩仕上げへの過信は禁物だ。
果たして、G1桜花賞で1番人気のノーザンファーム外厩仕上げ×横山武は連敗に終止符を打てるのだろうか??
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高松宮記念、大阪杯と1番人気が馬券にも絡まない連敗をしている春のG1開幕戦、、、
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