土曜の競馬を見ると、内枠が優勢な傾向がでており、外からの差しは効きづらい様子。
そんな馬場状態をジョッキーが把握していない訳もなく、おそらく本番は内枠殺到、どん詰まりの馬が出てくることも容易に想像できる。
実際、スプリンターズステークスは内枠有利の傾向が過去10年で見てもはっきりと出ているが、同時に内枠に入った有力馬が凡走(詰まる)ケースというのも散見されている。騎手の手腕、運が試される直線で思わぬ伏兵が抜けてくる可能性も充分だ。
しかし、大外を周る競馬では届かないのでいずれにせよ、差し馬でもインから馬場の半ばをついてくるような騎乗が求められる。
基本的には中団より前で決まりそうだが、3着を狙うという意味では差し、追い込み馬が狙いやすい。
前走は横山和から典へ乗り替わったアグリだが、典へ騎乗が決まった段階で後方から脚を試す競馬をすることが決まっていた。というのも過去の戦績から前目での競馬はG1では厳しいと陣営が判断しており、戦法を替えて挑むというプランが背景にあったからだ。そこでの結果は思った以上で終いはキレた。
今回のスプリンターズステークスも後ろから、、、という話はあり差しにまわることが想定される。コース取りの天才騎手を迎え、インを華麗に捌くシーンがイメージしやすい。
また、エイシンスポッターは前走は後方からの追い込みでインを選択して伸びたが、馬場はやや外伸びで厳しい内容だった。
さらにスタートして若干促して出していこうとした分、いつもよりもキレが甘くなったのでは?と個人的に見立てている。
今回はこの2頭の3着に期待したい。
<三連単>フォーメーション
1.6-1.2.4.5.6.9.13.14.15-9.14
1.2.4.5.6.9.13.14.15-1.6-9.14